CBDの効果と副作用は?使用が向いている人も紹介

CBDの効果と副作用は?使用が向いている人も紹介

近年、健康やウェルネスへの意識の高まりとともに、CBDが注目を集めています。リラックス効果やストレス緩和など、様々な健康効果が期待される一方で、「CBDって本当に安全なの?」「どんな効果があるの?」といった疑問を持つ方もいるかもしれません。


この記事では、CBDで期待できる効果や、懸念される副作用について詳しく解説します。さらに、CBDの使用が向いている人、向いていない人の特徴もご紹介します。

CBDの効果

まずはCBDにどのような効果があるのかを知っておきましょう。ここではCBDで期待できる主な効果を5つご紹介します。


てんかんの医療用医薬品

CBDの最も確立された医療用途の一つが、てんかんの治療です。特に、従来の治療法では効果が見られなかった難治性のてんかん、例えばレノックス・ガストー症候群やドラベ症候群といった小児てんかんに対して、CBDを主成分とする医薬品が承認され、世界中で使用されています。


これにより、発作の頻度や重症度の低減が報告されており、その効果は科学的にも裏付けられています。これは、CBDが単なる健康補助食品ではなく、医療現場でその有効性が認められている具体的な事例と言えるでしょう。


不安障害をコントロール

現代社会において、多くの人が抱える心の不調の一つに不安障害があります。CBDは、この不安の感情をコントロールする可能性が示唆されています。


研究では、社会不安障害やパニック障害、心的外傷後ストレス障害(PTSD)などの症状を持つ人々に対して、CBDが不安を軽減する効果を示した例が報告されています。これは、CBDが脳内のセロトニン受容体などに影響を与えることで、気分や感情のバランスを整える作用があるためと考えられています。


過度な緊張やストレスを感じやすい方にとって、CBDは心穏やかな日常を取り戻すための一助となるかもしれません。

リラックス作用

CBDの最も広く知られている効果の一つが、リラックス作用です。ストレス社会で生きる私たちは、常に心身の緊張状態に置かれがちです。CBDは、神経系の過剰な興奮を落ち着かせ、心身を穏やかな状態へと導くことが期待されています。


多忙な毎日を送る中で、夜になっても頭が冴えてしまったり、常に心が休まらなかったりする際に、CBDを取り入れることで、深いリラックス感を得て、心身のバランスを整えることができるでしょう。このリラックス作用は、日中の集中力向上や、質の良い睡眠にも繋がると考えられています。


不眠の緩和

多くの人が悩む不眠に対しても、CBDは有効な選択肢となり得ます。不眠の原因は様々ですが、ストレスや不安、心身の不調が大きく影響していることが多いです。CBDがもたらすリラックス作用は、眠りにつきにくい、眠りが浅いといった問題を緩和し、質の良い睡眠をサポートする可能性があります。CBDが直接的に眠気を誘うというよりは、不眠の原因となる不安やストレスを和らげることで、自然な入眠を促し、睡眠の質を高める効果が期待されています。


夜中に何度も目が覚めてしまう方や、朝すっきりと目覚められない方にとって、CBDはより良い睡眠環境を整える手助けとなるでしょう。


抗炎症作用(臨床試験前情報)

CBDには、研究段階ではありますが、抗炎症作用を持つ可能性も示唆されています。体内で起こる様々な炎症反応は、痛みや腫れ、慢性疾患の原因となることがあります。CBDが炎症に関わるシグナル伝達経路に作用することで、炎症反応を抑制する可能性が基礎研究などで報告されています。


現時点では臨床試験のデータは限定的であり、さらなる研究が必要ですが、この抗炎症作用が将来的に、関節炎や炎症性腸疾患など、様々な炎症性疾患の緩和に役立つ可能性を秘めているとして、注目が集まっています。


CBDで出る可能性のある副作用

CBDは、世界保健機関(WHO)にもその安全性が認められている成分であり、重篤な副作用が現れることはほとんどありません。


しかし、ごく稀に、人によっては軽度な副作用を感じる場合があります。具体的には、下痢、食欲の変化、強い眠気、吐き気、口の渇きなどが挙げられますが、これらはいずれも比較的軽度であり、重症化したという事例は報告されていません。安全にご使用いただくためにも、必ず用法・用量を守ることが重要です。もし副作用のような症状を感じた場合は、直ちに使用を中断し、医療機関を受診してください。


また、CBD商品の中には、ごく微量であってもTHC(テトラヒドロカンナビノール)が含まれているものがあります。THCは、一般的な大麻に含まれる成分で、摂取すると多幸感や幻覚、興奮、酩酊状態などを引き起こすことがありますが、同時に錯乱や極度の不安、恐怖といった精神的な副作用を伴うリスクもあります。


日本において、THCの所持は違法であり、含んだ製品を服用すると健康被害だけでなく、逮捕される可能性もあるでしょう。そのため、CBD製品を購入する際は、「THCが含まれていないか」を必ず確認することが不可欠です。特に海外からの個人輸入には、細心の注意を払うようにしてください。


CBDが向いている人

CBDは高い健康効果が感じられますが、その一方で体感には個人差があります。CBDは体調に波がある人や肩こり・疲労が感じられる人、気分が落ち込みやすい人、不眠気味の人やストレスを感じている人に効果が期待できます。


他にも、慢性的な痛みがある人や自律神経の乱れがある人、アトピーで悩んでいる人など、痛みやストレスを緩和させたい人は効果をよく実感できるでしょう。


このようにリラックス効果や集中力の向上が期待できるCBDは、仕事でもその効果を役立てることが期待できます。気持ちが前向きになって不安を和らげることもできるので、仕事のパフォーマンスを高められる可能性があるからです。


CBDが向いていない人

CBDが向いていない人は、慢性的な痛みやストレスがない人、運転に関わる仕事をしている人、内服薬がある人が該当します。CBDは副作用として強い眠気が現れる可能性があるため、車や重機を普段から使っている方が使用すると大変危険です。


また、CBDには薬剤の代謝や排泄を行うシトクロムP450という酵素の働きを阻害する特徴があります。薬剤が代謝・排泄できなくなると、薬の効果を本来よりも強くしたり、副作用が強くでてしまったりといったリスクがあります。


普段から内服薬を飲んでいる方や、痛み止めを使っている方はCBDの使用は控えた方が望ましいでしょう。もしCBDを使用したいという場合は、主治医と相談しながら摂取することをおすすめします。

まとめ

CBDはてんかんの治療やリラックス効果など、さまざまな効果が期待できます。ただ、人によっては軽い副作用が感じられたり、内服薬がある人は慎重に使用を検討しなければならないといった注意点もあります。信頼できるメーカーの製品を選んで正しい使い方を守ることで、CBDの効果を実感できるでしょう。



ブログ監修:株式会社秀麻堂

サイト:https://www.syumadou.net/

 

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